高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)最終処分場選定の意見交換会謝金問題 -学生サクラを動員しての意見交換会の意義とは


概要

全国で開催されている高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)最終処分場選定の意見交換会で、参加者を動員を委託されていたオーシャナイズが学生に謝金や物品を提供していたことがわかりました。

分野やらせ集客
主催者原子力発電環境整備機構(NUMO)
委託業者オーシャナイズ
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用語解説

原子力発電環境整備機構(NUMO)げんしりょくはつでんかんきょうせいびきこう

原子力発電事業に伴い発生する「放射性廃棄物の地層処分」を実施する、日本で唯一の組織。

NUMO – 原子力発電環境整備機構

オーシャナイズおーしゃないず

大学生向け広告メディア、タダコピを運営する学生向けマーケティング専門会社
今回、意見交換会の出席者を動員するために金品を渡していた(渡そうとしていた)ことがわかりました。

オーシャナイズ

高レベル放射性廃棄物こうれべるほうしゃせいはいきぶつ

高レベル放射性廃棄物(こうれべるほうしゃせいはいきぶつ、英: High level waste, HLW)とは、使用済み核燃料の再処理における浸出廃液及び廃棄される使用済み核燃料、またはこれらと同等の強い放射能を有する放射性廃棄物を言う[1]

沿革

2016年8月サクラ動員

さいたま市で開催された高レベル放射性廃棄物最終処分場選定の意見交換会で原子力発電環境整備機構(NUMO)が参加学生4人に謝金

原発から排出される高レベル放射性廃棄物の最終処分場の候補地選定のために資源エネルギー庁や原子力発電環境整備機構(NUMO)が昨年8月にさいたま市で開催した意見交換会で、広報業務を委託されていたオーシャナイズ社が参加した学生4人に対して5000円程度の謝礼を支払っていたことがわかりました[2]
2016年10月手口

オーシャナイズは参加学生に謝金について口止め

核のゴミ意見交換会で参加動員を委託されていたオーシャナイズは、サークル活動で知り合った学生に対して「地層処分についての説明会&意見交換会」「【謝礼】5000円(交通費込み)」とLINEを通じて案内を送り、参加を呼びかけていたことがわかりました。さらにオーシャナイズは謝金については口外しない用に口止めをしていました[3]
2017年11月6日サクラ動員

さいたま市開催意見交換会で参加学生に1万円の謝金

原発から排出される高レベル放射性廃棄物の最終処分場の候補地選定のために資源エネルギー庁や原子力発電環境整備機構(NUMO)が11月6日に埼玉県で開催した意見交換会で、広報業務を委託されていた業者(学生向けマーケティング会社のオーシャナイズ)が学生らに対して「参加すれば謝金1万円を渡す」として参加者を集めていたことがわかりました[4]
この他東京や大阪、愛知、兵庫の4会場では学生サークルに対し、5000円相当の物品提供を約束していたことがわかりました[2]
2017年11月22日委託継続

問題となった委託業者を契約期間中は継続する方針

さいたま市で開催された高レベル放射性廃棄物最終処分場選定の意見交換会で参加者に謝金支払って動員していた問題について、世耕弘成経済産業相は広報業者のオーシャナイズへの委託を中止するよう指示していましたが、初鹿明博衆院議員(立憲民主党)によると政府側が契約期間中は委託を中止しない姿勢であることがわかりました[6]
2017年11月26日報道否定

委託業者は既に関与していないと先日の朝日新聞報道を否定

今月22日に朝日新聞が報じた「核のごみ説明会、謝礼金問題の業者に当面委託継続の方針」について、世耕弘成経済産業相は、今後、意見交換会運営の外部委託は中止し、原子力発電環境整備機構(NUMO)からの再委託は継続しないことを明言し、問題が発覚した11月14日以降、委託業者オーシャナイズに関与させていないとして、報道内容を否定しました[7]
2017年11月27日謝金受取証言

高レベル放射性廃棄物最終処分場選定の意見交換会に参加した学生が謝金受け取りを明言

原子力発電環境整備機構(NUMO)は14日の会見で、高レベル放射性廃棄物最終処分場選定の意見交換会での謝金支払いを否定していましたが、これは委託業者のオーシャナイズへの聴取のみで判断しており、さいたま市の会場で学生が『おカネをもらって出席した』と明言していたという参加者の証言が得られています[2]

学生動員の仕組み

原子力発電環境整備機構(NUMO)から学生に金品が渡るまでの経緯は以下の通りです[2]

原子力発電環境整備機構(NUMO)が地域力活性化研究室に広報活動などを2.7億円で委託
地域力活性化研究室がオーシャナイズに学生募集活動を委託
オーシャナイズが全国の学生サークルに物品提供を、大学生に謝礼金を約束

このような行程で集めた学生は以下の通りです[5]
会場時期やらせ参加者謝礼
埼玉2016年8月4人5,000円程度
埼玉2017年11月6日12人10,000円程度
他会場(東京、愛知、大阪、兵庫)27人学生サークル向けに活動場所や印刷物の提供
核のゴミ処分地説明会、全国で学生39人不適切動員  :日本経済新聞』『
学生を金品で動員、原子力巡ってまた不祥事 | 週刊東洋経済(政治・経済) | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準』より


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