2017年8月22日~

【継続更新中】神奈川県座間市アパート切断死体遺棄事件 心の弱った女性を誘い出し2ヶ月で9人の犠牲者


概要

神奈川県座間市のアパートで9人分の切断遺体が発見されました。この犯行は8月22日から逮捕される10月30日までのわずか2ヶ月間の間に行われました。

分野殺人・死体遺棄事件
加害者白石隆浩
被害者9人の男女
期間8月22日~10月30日
場所神奈川県座間市
目次[表示 / 非表示]

事件の沿革

2017年8月22日アパート契約

殺害目的でロフト付きアパートを契約

白石隆浩容疑者は女性を誘い込んで殺害することを目的に、殺害現場となった神奈川県座間市のアパートを事件直前の8月22日に契約していたことが判明しました[1]。アパートは後に首をかけて吊るせるようにロフト付きの部屋を探していました[2]
また、最初に殺害した女性から事前に50万円振り込ませ、アパートの入居費用にあてていました[3]
2017年10月23日殺害

東京都八王子の女性を殺害

白石容疑者は、行方不明だった東京都八王子の女性(23歳)を自宅アパートでロープを使って殺害しました[4]
2017年11月1日身元確認

被害者の身元確認作業始まる

白石隆浩容疑者とのインターネット上でのやり取り、DNA鑑定、行方不明者リストなどと元に被害者の身元確認が進められていますが、遺体の損傷が激しく、自殺志願者も含まれていることから難航も予想されています[6]
「自分の子ではないか」と複数の問い合わせも寄せられています。

※ 遺書や書き置きがあった場合、行方不明の届け出が出されないこともあるため

2017年11月4日被害者調査

被害者8人の身元特定作業

白石隆浩容疑者宅から見つかった被害者のものと見られる身分証やキャッシュカード、靴などの手がかりを元に行方不明者リストと照合して8人の身元を特定するためにDNA鑑定が始められました[7]
残された1人の女性のみ身元特定に繋がる情報が見つかっていないため、難航しています。
2017年11月6日SNSルール

Twitterルール | Twitterヘルプセンター

本事件を受けて、Twitterは利用上の注意事項をまとめたTwitterルールを変更し、「自殺や自傷行為」の項目冒頭に「自殺や自傷行為の助長や扇動を禁じます。」と明記して、これらの話題に関する書き込みの禁止を明確にしました[8]

また、現在のところ「#自殺募集」などのタグをNGワードとして規制するような処置は取られていないようです。


暴力および身体的危害
暴力: 暴力行為を行うという脅迫や、個人または特定の集団に向けた身体への重大な危険、死亡、病気を望む行為の助長を禁じます。これには脅迫やテロ行為の助長が該当しますが、これらに限定されません。
自殺や自傷行為: 自殺や自傷行為の助長や扇動を禁じます。ある利用者に自殺や自傷行為の兆候があるという報告を受けた場合、Twitterはその人物を支援するために、さまざまな対応を行うことがあります。たとえば、その人物に連絡してTwitterのメンタルヘルスパートナーの連絡先などの情報を伝えたりします。
児童ポルノ及び児童の性的搾取: 児童ポルノ及び児童の性的搾取の助長を禁じます。例外を許さない児童ポルノ及び児童の性的搾取に関するポリシーの詳細については、こちらをご覧ください。
Twitterルール | Twitterヘルプセンター
2017年11月9日身元確定

被害者9人全員の身元確定

警視庁は被害者9人全員の身元を確認したと発表しました[9]
所在地職業・性別・年齢
東京都八王子市女性(20)
神奈川県横須賀市介護職男性(20)
神奈川県厚木市会社員女性(21)
神奈川県横浜市都筑区アルバイト女性(25)
埼玉県さいたま市北区女子高生(17)
埼玉県所沢市女子大生(19)
埼玉県春日部市接客業女性(26)
群馬県邑楽町女子高生(15)
福島県福島市女子高生(18)
【座間9遺体】全被害者の身元特定 埼玉の17歳女子高生ら 殺人容疑で本格捜査 - 産経ニュース』より
2017年11月10日再発防止策

政府はSNSを介した殺人事件を受け、年内にTwitterの規制を含め、再発防止策を検討

政府は本事件を受けて、関係閣僚会議を開き、容疑者が犠牲者を探し出すために利用したTwitterの規制も含めて再発防止策を取りまとめる方針を固めました[10]
菅義偉官房長官は
(1)事件の全容解明と関係省庁の情報共有
(2)自殺に関する不適切なサイトや書き込みへの対策強化
(3)インターネットで自殺願望を発信する若者の心のケア対策の充実
を指示しました。
2017年11月20日再逮捕

白石容疑者を殺人容疑で再逮捕

白石容疑者が、行方不明だった東京都八王子市の女性(23歳)を自宅アパートで10月23日に殺害したとして、殺人の疑いで再逮捕しました。
動機については供述を拒否しています[4]

逮捕のきっかけ

おとり捜査

被害者の兄がTwitter上で情報提供を呼びかけ、見つかった協力者により容疑者逮捕

10月21日以降行方不明であった被害者女性の安否確認の為、兄がTwitter上で情報提供を呼びかけたところ、被害者女性と類似した状況を経験した女性が白石容疑者について連絡しました。その後、情報提供者の女性は警視庁に協力して白石容疑者を誘い出し、自宅を割り出して逮捕に繋がりました[13]

犯行の手口

SNSで連絡

自殺願望のある女性をSNSで誘惑

Twitterで「首吊り士」や「死にたい」などの複数のアカウントを用いて、自殺志願者と見られる女性らと知り合い、「一緒に死のう」などとLINEやカカオトークなどの無料通話アプリで連絡を取り合いました[14][15]
実際は被害者たちの自殺願望は本意ではなかったことが容疑者の供述でわかりました(白石容疑者はもちろん自殺の意志はありませんでした)[16]
殺害方法

自宅で気絶させ、首を吊って殺害

白石容疑者は被害者を自宅に招き入れた後、時には薬剤やアルコールを飲ませてリラックスした状態において首を絞めるなどして気絶させ、ロフトにくくりつけたロープに首をかけて殺害していました[14]。一部被害者女性は金銭目的で襲い、乱暴をした上で殺害したとも供述しています[17]
遺体遺棄

遺体を浴室で解体

白石容疑者は遺体を浴室に運び、頭部を切断し、胴体や手足からは骨だけを残してクーラーボックスやベランダボックスに遺棄し、残った肉や内臓はゴミとして廃棄していました[18]
白石容疑者は遺体を遺棄する方法を最初の被害者を殺害する前にインターネットで調べ、ロープやのこぎりなどを購入していました[19][20]
殺害に使用したロープはその都度ホームセンターで購入しており、計10本購入したと供述しています[21]

犯行の動機

白石容疑者は調べに対し、素直に供述していますが、内容が2転3転することもあり、不自然な点も多いとのことです[22]

  • 金銭目的

    白石容疑者は「楽して生活したかった」と供述しています[23]

    白石容疑者は最初の被害者から50万円を引き出させていますが、その他の被害者女性の中には所持金が500円、1000円だったケースもあり、金銭だけが目的ではなかったようです。

  • わいせつ目的

    一部報道では、女性被害者全員に対し、殺害前に性的暴行を行ったと供述したとのことです[18]

  • 事件発覚を恐れて

    本事件の唯一の男性被害者は、最初の被害者の交際相手で、事件の発覚を恐れた容疑者によって殺害されました。

疑問点

  • なぜ遺体の一部を自宅クーラーボックスに遺棄していたのか?

    ⇒ 頭部や骨は事件の発覚を恐れて他の削ぎ落とした肉のようにゴミとして廃棄せず、自宅のクーラーボックスなどに遺棄していました。その後、山に埋めるつもりでいたが、ペーパードライバーであり車も所有していなかったため、それも出来なかったと供述しています。[24][25][26]

    つまり、望んで自宅に遺棄していたわけではないようです。

  • 部屋に残された空のクーラーボックス

    ⇒ 白石容疑者が逮捕された10月30日以降にも複数の女性に対して殺害計画があったため[24]

    もし逮捕されていなければさらに被害者が増えていた可能性がありました。

編集後記

報道のあり方


本事件は容疑者の短期間の残忍な殺人行為に対して、被害者の方々の実名や顔写真は元より詳細なプロフィールや当日までの行動までもが当たり前のように報道されました。
日刊スポーツは、被害者自宅に貼られた「気持ちの整理がつくまで実名の報道、顔写真の公開、関係者への取材はしないで欲しい」という張り紙も写真と被害者名を明記して記事にしていました(リンクは貼りません)。
マスコミ各社も被害者報道に対してどこかで線引が必要では無いのではないかと思います。

脚注


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